底辺からの便り

底辺の、底辺による、底辺のための法律家になります

記録指針

ブログを開始してから約1か月が経過しました。早いもので、今年も下半期に入りました。当初の熱意も冷めて、ここ1週間は何となく時間が過ぎ去ってしまった気がします。これはダメでメリハリよく学習を継続しなければなりません。反省です。

1か月の学習進捗と言いますと、憲法は人権分野の途中(猿払事件辺り)、刑法は各論終了(総論は後回し)、民法は債権総論(総則・物権は後回し)の途中(債権譲渡辺り)、といった感じです。
具体には、憲法は基礎講座を聞き流しながら軽く復習する程度で、いわば息抜きです。刑法・民法は基礎講座とほぼ同時並行で短答過去問の演習と、答えが曖昧な肢へのカスタマイズ(メリハリ付け)をしています。

「基礎講座」を学習教材のメインにいま置いていますが、特に憲法判例のキーワードに対して敏感に反応できる癖がついてきており、良い傾向だと感じてます。反面、民法は、そもそも講座の消化自体が苦行に感じつつあります。刑法は苦に感じながらも、意地で各論を聞き切った感じです。個人的に苦手なジャンルだからです。予備試験短答の刑法は、昨年の受験結果ですが、総論プロパー分野が全て正解だったのに対し各論分野が0点でした。今年はそこまで顕著な差は出ていませんが、いずれにしても得意苦手に差が大きくでるクセがあるみたいで、最終合格のためには苦手の克服の必要があると自己分析しています。

基礎講座は、独学と違い先生が先導してくれます。講義にしがみつきつつ、苦手の克服に重点を置きつつ論文・短答のメリハリも同時に意識しながら、復習メインに進めています。第三者の手を借りたほうが苦手克服はきっとうまくいくはずです。

過去の予備試験や答練の結果からすると、ぼくは短期集中型・出来不出来のムラが大きいタイプに当たりそうです。まずはコツコツと学習を継続することで、弱点補強を図りたい。
その羅針盤に基礎講座を選択したのだから、いまは先生とテキスト(ワンピース風にたとえるならば、ログポーズ)の示す方向に一歩一歩着実に進むことです。


先ずは9月中旬完成を目標に、7科目の「基礎力底上げのファーストステップ」に全力集中です。

前代未聞

司法試験委員会から短答式試験の成績通知書が届きました!」と報告しようと思ったのですが、改めて成績通知書を送付するとのことです。お粗末なことがあるものですね。「商法の得点と民事訴訟法の得点が逆に表記されている誤り」があったそうで...

前代未聞じゃ、ありませんか?

確か最近、立法案の新旧対照表のミスがあり、それを野党が国会で取り上げて質問したことがありました。これは官僚の単純ミスに端を発していたはずです。憶測にすぎませんが、原因はブラックな労働環境に若手官僚が置かれているからではないかと思います。3流・4流の民間企業に飽き足らず、国家もブラックに染まりつつあるのだろうかと憂いを感じずにはいられなかったのですが、今回の司法試験委員会のミスも、根っこは同じなのでしょうか?
もしそうであれば、この国の未来には、ますます希望が持てない気がします。司法試験委員会を責めるつもりはさらさらありません。しかし、下手をすれば受験生の一生を左右する(受験生に限らず多くの人の人生を左右するかもしれません)厳正な採点が必要な場面で、失態を周知にさらす。こんなことをするなんて、この国自体がもう後戻りの利かないブラック列島の終着駅に近づきつつある、そんな気がしました。



そうそう肝心な成績は、自己採点通りでした(商法と民事訴訟法の得点は除く)。
「合否結果が変更されるものではありません」とのことですので、総得点も変わらないであろうと見込んでですが、結果は法律科目が146点で、一般教養科目が15点でした。
細かいことは、成績通知書が再送されてから整理したいと思います。





追記:2018年には試験問題に誤りがあり追加合格者が出ていたのですね。今年のミスとは質が違いますが、追加合格に振り回された当時の受験生の一部の方は大変な思いをされたのでは(とくにお仕事をされている方)?いずれにしても受かったつもりで気を抜かず、学習を継続することが大切ですね。
http://www.moj.go.jp/content/001261355.pdf