底辺からの便り

底辺の、底辺による、底辺のための法律家になります

他流試合

先週末、今年の予備試験論文問題をガチで解きました。


感想はといえば...まぁボコボコに打ちのめされたってところですかね。


約一年前、論文本試験会場でぼっこぼこのフルボッコに打ちのめされ、初日の休憩時間中昼飯を食いながら、悔しさと空しさで天を仰いだ記憶がよみがえりました。しかし1年前は1通も答案を書かずに本試験に臨んだのだから仕方ありません。あの時は準備時間がなくて練習は答案構成だけが精一杯でしたから。


しかし今回は、答案練習を重ねたうえでチャレンジしました。なのに、答案作成力がほとんど上達していない気がします。課題は山積みです。
科目ごとの細かい分析・対策は後にゆずるとして、今回は総論的な分析・対策を備忘録がてらメモっておきます。


まず、全体として文章が冗長。関連して余事記載も多い(特に憲法民法・刑訴法)。
この傾向は依然繰り返されている。例えば準現の各号要件検討。
なので、端的に文章表現する。余事記載をしない。
そのためには、答案構成で段落分けまで構成し切ってから書き出す。見切り発車は禁物。
普段の学習時は、必要かつ最小限の定義・趣旨・規範を正確にかつ端的なワードで覚える。
なぜその論点を論じるのか、その意味を徹底的に考える。条文のどの文言の解釈なのかも常に意識する学習をする。


次に、条文検索(特に刑訴法・刑実・民法・商法)に時間がかかりすぎる。
試験現場で素早く条文を引けるようにする。
そのためには、特に刑訴法は普段の学習時から見出しの無い「予備試験」六法を併用する。
普段から大まかな条文項目を記憶するクセをつける学習をする(特に刑訴法及び同法規則、民法、民訴法、会社法)。
最終的には条件反射で条文が引けるように。


とりあえず上記2点を鉄板、普段から実行する。
基礎トレーニングは大切。手抜きは禁物。


というわけで、今週からコンプリート答練に向け学習を開始します。まずは憲法です。
他流試合になりますが都度、自分の答案の検証・分析・修正を図ります。


予備本番に向けA答案へ近づけること、並びにF答案回避を目指します。