底辺からの便り

底辺の、底辺による、底辺のための法律家になります

憲法Ⅲ

コンプリート答練1stターム(憲法)の結果は、自己目標に及ばずでした。

点数が全く伸びない原因は複数考えられますが、主な原因を自分なりに分析して挙げるとすれば、①出題趣旨をまったく捉えられていない、②あてはめが適切にできていない、③規範等を正確に記憶しきれていないことです。他にもたくさん原因は挙げられます。しかし、本番の試験までに克服しなければならない根本的かつ基本的な課題は上記3点にあると思います。

③は覚えればいいだけですので根性で覚えて克服するしかありません。②は、③を克服できればおそらく連動して克服できるだろうと思います。条文引用・規範のワードを正確に示すことができれば(もちろん意味を理解した上でですが)、(法的な議論へ引き直せる)必要かつ充分な「問題文の事実」を芋づる式に引用でき、そして適切に評価できるはずだからです。
ただ、規範を丸暗記するだけでは知らぬ間に論点主義的な答案に陥る危険性が大きいと思いますので答案構成時には、規範からあてはめへの連動に細心の注意を払いたい。

最難関は①の出題趣旨を見抜くことだと思います、特に憲法は。
少しでも趣旨にかすって解答することができれば、御の字かなと思います。
答練や問題演習で失敗を繰り返しながら出題趣旨のど真ん中を射抜くトレーニングを積むことがベストだと思います。しかし現実は、もっとレベルを下げて最低限『出題趣旨の枠から外れない』答案を書く訓練をすべきかと、いまは思います。


淡々と法的思考の訓練を繰り返すだけです。